2021.8.12
キムチは腐るって本当?見分け方と原因を解説します!
冷蔵庫の古いキムチを見つけて、「酸っぱいけど、大丈夫そう」と食べていませんか?
実は、「日本で販売されているキムチ」と「本場韓国の手作りキムチ」では作り方に違いがあり、日本の市販キムチは腐りやすくなっています!
キムチは発酵食品なので、腐らないと思っている人も多いようですが、日本の市販キムチは発酵させていないものがほとんどなのです。
そこで今回は、腐ったキムチの見分け方や原因、日持ちさせる保存方法を紹介します。
キムチって腐るの?
キムチは腐るかどうかは、作り方によって異なります。それでは、日本と韓国キムチに分けて解説します。
◆日本のキムチは賞味期限が短い
日本で市販されているキムチは、白菜の塩漬けに調味料や添加物で味付けをしたものがスタンダードになっています。
じっくり時間をかけて発酵させたのではなく、発酵したかのような風味付けを加えています。
したがって、時間の経過とともに風味が損なわれ、腐っていきます。
このような製法になった理由は、韓国のキムチが日本人の舌に合わないからと言われています。
発酵が進んだ酸っぱいキムチは日本人にはあまり受け入れられず、甘味のあるマイルドな味付けがされています。
◆韓国のキムチは賞味期限が長い
韓国のキムチは、白菜の塩漬けに薬味や魚介の塩辛、魚醤などを入れ、発酵を促します。
完成に5日程度かかり、時間が経過するにつれ発酵が進み、美味しさが変化します。
本場韓国の製法で作られ、正しく保管されたキムチは、約1年ほど日持ちがするといわれています。
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キムチが腐った時の見分け方
キムチの状態を見極めて、傷んでいる場合は捨ててしまいましょう。
火を入れると味が変わるため食べてしまう人がいますが、腹痛や体調不良の原因になるので注意してくださいね。
NG:カビが生えている
キムチは腐ってくると、青、緑、黒っぽいカビが生えます。
カビを見つけたら、同じ容器のキムチは全て廃棄してください。容器内でカビが飛んでいる可能性があり、食中毒の原因になります。
OK:白い膜が張っている
キムチに白っぽい膜が貼っている場合は、乳酸菌が発酵した状態なので問題ありません。
酸味が強くなっているので、早めに食べきりましょう。
NG:異臭がする
キムチは元々、特有の臭いがありますよね。通常の酸っぱい臭いの場合は大丈夫ですが、アルコール臭や腐敗臭がする時は注意してください。
いつもと臭いが違うと感じたときは処分しましょう。
NG:酸っぱい
キムチには元々酸味がありますが、購入したときより酸っぱく感じたときは要注意です。
食品は腐ると酸っぱくなります。度を越した酸味はごまかさずに、廃棄してくださいね。
キムチが腐る3つの原因
キムチはなぜ腐るのでしょうか?原因について解説します。
①雑菌
キムチにカビが生える原因は「雑菌」です。
キムチを取る時に、一度口をつけた箸で直接触れていませんか?
唾液には雑菌が含まれているので、容器に雑菌が繁殖しカビが生えます。
キムチを取る際は、清潔な箸で必要な分を小皿に取り分けておきましょう。
②常温保存
キムチの保存に適した温度は5〜10℃といわれています。
そのため、常温保存していると傷みやすくなります。一度開封したキムチは必ず冷蔵庫で保存しましょう。
③保存容器
キムチは雑菌が入るとカビが生え、腐敗の原因になります。
そのため、密閉されていない容器は雑菌が入りやすく、キムチが傷みやすくなります。
できるだけ密閉できる容器で保存し、空気に触れないようにすることがオススメです。保存容器を使用する際には、除菌してから使いましょう。
キムチの日持ち期間の目安について
キムチが腐る原因や見分け方が分かったところで、次はキムチの日持ちの目安について解説します。
日本の市販キムチは1ヶ月程度(未開封)
未開封の場合は約1ヶ月が目安となりますが、キムチの種類やメーカーによっても様々です。
表記されている賞味期限や消費期限を目安にしましょう。
賞味期限とは、「美味しく食べられる目安」です。賞味期限を過ぎても食べられることが多いので、冒頭に説明した「腐ったキムチの見分け方」を参考にしてくださいね。
また保存方法によっては、賞味期限を過ぎていなくても腐敗してしまうケースがあります。
味がおかしい場合は無理をせず処分してしまいましょう。
韓国キムチ(手作りキムチ)は約1年!
本場韓国の製法で作られたキムチは、約1年ほど日持ちがするといわれています。(※正しい温度設定・保存方法が必須です)
一般的な白菜キムチは漬けてから5日程度で完成します。その後、2週間ほどで発酵が進み、だんだん酸味が強くなります。
発酵しているキムチは時間の経過とともに風味が変わるため、人によって食べ頃が異なります。
適正な保存方法
◆冷蔵保存
キムチの保存に適した温度は5〜10℃です。常温ではなく、冷蔵庫で保存しましょう。
本場韓国には、キムチ専用の冷蔵庫が販売されているほど、美味しく長持ちさせるには温度管理が重要です。
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冷蔵庫のドアの開閉によって温度が変化するので、奥の方に保管するのがオススメです。チルド室がある冷蔵庫の場合は、チルド室に保管しましょう。
◆冷凍保存
キムチは冷凍保存すると、約1ヶ月保存することができます。発酵が止まるため、腐ることはありません。
しかし、白菜のシャキシャキした食感は解凍した際に失われ、水っぽくなってしまいます。そのまま食べるよりも、調理に使うことがオススメです。
冷蔵庫にあると便利なキムチ!賞味期限をしっかり見極めよう!
適切な保存方法で、できるだけ日持ちをさせて美味しくキムチを味わいましょう。
キムチは韓国料理だけでなく、キムチチャーハンやキムチ鍋、豚キムチなど、食卓に欠かせない食材になっています。
使いきれない場合は、小分けにして保存しておくと、傷みにくいのでおすすめですよ!
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