2020.11.4

【意外と知らない】実は多いビビンバの種類!あなたはいくつ知っている?

日本でも人気の高い韓国料理のひとつである「ビビンバ」。
ご飯の上に、数種類のナムルと肉、卵などをのせた料理で、ゴマ油とコチュジャン(唐辛子味噌)を適量入れて混ぜ合わせて食べる料理です。彩りも豊かで、一品で炭水化物、タンパク質、食物繊維など栄養バランスも抜群なので美容と健康にもいいと幅広い年代に人気のメニュー。
今回は、そんなビビンバの種類を数多くご紹介します!ビビンバは、お店や地域によって味わいや中身もさまざま。今迄知らなかったビビンバに出会えるかも…!?ぜひお気に入りの一品を見つけて、チャレンジしてみて下さいね。

◎朝鮮三大ビビンバ

韓国は各地にビビンバの歴史がありますが、中でも「全州(チョンジュ)」「晋州(チンジュ)」「海州(ヘジュ)」という3つの土地のビビンバは「朝鮮三大ビビンバ」と称され、特に有名です。それぞれの特徴や味わいをご紹介します!

【全州(チョンジュ)ビビンバ】

朝鮮王朝の発祥の地とも言われ、長い歴史を持った土地「全州(チョンジュ)市」。山と海に囲まれ、食材が大変豊かな土地で「食の都」と呼ばれる場所です。
中でも最も有名な料理が、「全州ビビンバ」。かつて宮廷にも献上されており、朝鮮3大料理のひとつにも数えられました。現在は韓国の無形文化財にも登録されています。
宮廷料理とあって何種類ものナムルやお肉など20種類以上の食材が入っており、豪華な一品です。陰陽五行説に基づいた食材を使用しているのが特徴で、 具材の色合いや味付けから「五色五味」と表現されています。

全州ビビンバは出汁にこだわっている点も特徴で、肉からとっただし汁でご飯を炊いているので、一口頬張ると出汁の旨味がじわ~っと口の中に広がります。
炊き上がったご飯に、その土地で採れた新鮮な食材を入れます。石鍋でしっかり混ぜ合わせた後、醤油やコチュジャン、胡麻油などを入れ、ユッケ(牛肉)をのせます。ご飯の上には季節ごとに違う食材を乗せ、その時々の味を楽しみます。チョンポム(緑豆で作ったこんにゃくのようなもの)やヨモギ、トウガラシやエゴマの葉など時期によって味わいも様々です。

全州では毎秋に「ビビンバ祭り」が開催されており、日本からもたくさんの観光客が訪れます。ビビンバ好きなら一度は行ってみたい場所ですね。

【晋州(チンジュ)ビビンバ】

韓国の慶尚南道、釜山から西に位置する晋州(チンジュ)市。ここにある晋州城は、豊臣秀吉による朝鮮出兵の舞台になっており、日本人ともゆかりのある土地です。

晋州の兵士や庶民の文化を背景に様々な伝統料理が受け継がれてきた晋州ならではの「晋州ビビンバ」は、大きな特徴として牛肉のユッケが乗せられている点があります。鮮やかな赤色の見た目から「花飯(ファバン)」とも呼ばれていたそうです。豆もやしやズッキーニ、小さく切った海苔などが乗ることもあります。ナムルは比較的長時間和えるというのも特徴です。

また、お店によってはソンジックク(牛血スープ)が一緒に出るところもあり、たんぱく質が豊富で鉄分が多いスープとあって、力が付く食事をしたい方にオススメ。

【海州(ヘジュ)ビビンバ】

北朝鮮の伝統料理です。炒飯の上に鶏肉と様々なナムルを乗せて作ったもので、別名「海州攪飯(ヘジュギョバン) 」とも言われています。
他のビビンバとは違って、ご飯を油で炒めて食べるという、いわば炒飯に近い形のメニューになっています。上に乗せる具材もわらびや茸など山の幸を始め、ナマコ、アワビ、貝などの海の幸、鶏やたまごなど様々です。
主にこの地域の厳しい寒さに耐えるために考案されたレシピと言われています。

この3つの地域の他にも、韓国各地の済州(チェジュ)、蔚山(ウルサン)、安東(アンドン)統営(トンヨン)、咸平(ハムピョン)のビビンバもとても有名です。
その土地由来の文化や味わいが反映されたビビンバ。ぜひ食べ比べて、奥深い韓国の文化を感じてみて下さい!

◎他にもたくさん!オリジナルビビンバ

この他にも、お店によってオリジナルのビビンバがたくさんあります。特に人気の高いメニューをいくつかご紹介します!

【石焼ビビンバ】

日本でも、焼肉店などでよく食べられる人気メニュー。熱々に熱された石鍋に、ご飯やナムル、コチュジャンをまんべんなく混ぜ合わせて食べる「石焼ビビンバ」。普通のビビンバとは違い、食べ終わるまで料理がずっと温かいという点が嬉しい逸品です。

石焼ビビンバは普通のビビンバよりも食材が豊富なことが多いほか、味も香ばしく満足感の高い一品。ご飯についてくる「おこげ」も楽しみのひとつですよね。一緒についてくるスープを少し石鍋にたらすときれいなおこげができるんだとか。

韓国では、焼肉店で食べるユッケ(牛刺)入りの石焼ビビンバが人気。普通のビビンバよりも値段は少し張りますが、頼んで間違いのないメニューです。

【山菜ビビンバ】

ビビンバの具材にほとんど肉などが入っていないビビンバのこと。ベジタリアンや、健康に気を使っている人に人気のメニューです。豆もやしやホウレン草など野菜が豊富で、ごま油の香ばしさが食欲をそそります。さらっといただけて満足感も高いおすすめのメニューです。

【カニ味噌ビビンバ】

韓国料理として人気の高い「カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)」の身をほぐし、白いご飯にのせ、そこに蟹味噌を加えた逸品。

新鮮な生のワタリガニを漬け込み醤油ダレに漬け込み、熟成させた「カンジャンケジャン」は別名「ご飯泥棒」と言われるほど旨味のぎゅっと詰まった料理。そこにきざみ海苔やごまなどをふりかけていただく一品は、言うまでもなく絶品です!数あるビビンバのメニューの中でも高級の部類に入りますが、その味は一度食すと間違いなくやみつきに。お店で出会えれば迷いなく注文したいビビンバです。

【たこの辛し炒めビビンバ】

たこ料理の専門店がよく提供しているビビンバ。韓国料理の中でも特に辛い料理として知られている”ナクチポックン(タコの辛し炒め)”が入った逸品です。辛いですが、海鮮のうまみがじわ~っと染みたご飯はやみつきに。お酒にもよく合う味わいです。辛いものが好きな人におすすめ。

【ヨンヤンソッパッ(栄養釜飯)】

「ヨンヤン=栄養」という名前の通り、木の実や漢方入が入って栄養たっぷりの韓国風釜飯のこと。石焼ビビンバと同じく石鍋を使い、お米や栗、ナツメ、豆、高麗人参、銀杏などを入れて炊きます。炊きたてアツアツのご飯を別の器によそって食べる点が他のビビンバと異なるポイント。炊き上がってから醤油ダレをかけ、混ぜ合わせて食べます。辛いものが苦手な人でも食べられる韓国料理です。

 

いかがでしたか。

ひとくちに「ビビンバ」と言っても、地域やお店によってその内容や味わいは様々だったかと思います。もし機会があれば、新しいおいしさに出会うために、これからはぜひ色んなビビンバに挑戦してみてくださいね。

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