2021.2.5
韓国料理で温活しよう!おすすめの冷え性対策グルメ5選
冬になると、たくさん着込んだり、外側からいくら温めても、手足の先だけ冷たいという「冷え性」で悩む方は多いのはないでしょうか。
特にオフィスで働いていると、身体を動かす機会が少なくなり、冷たい状態が長時間続いて辛いですよね。
お隣の国「韓国」は、冬になると最高気温が零下になるほど極寒。そんな「韓国」には、冷えを改善する料理や文化がたくさんあるんですよ。
今回は、その中でも身体の内側からポカポカ温めて冷えを改善する「韓国料理」を紹介します。
韓国には身体を温める「温活文化」がある
韓国は日本と同じように四季があります。真冬になれば最高気温が零下になり、1月の朝晩にはマイナス6〜7度まで下がる日も珍しくありません。
日本と緯度は大して変わらないのに、なぜ韓国がそんなに寒いのでしょうか。それは、シベリアの冷え切った空気が大陸をつたって直接流れ込むからです。
日本の場合は日本海を挟むので、シベリアの冷気は対馬暖流を経由することで暖められ、韓国ほど寒くはならないのです。
韓国に、冷え性にあたる「수족냉증(スジョッネンチュン)」という言葉があるように、手足の先がかじかむ症状に悩む方がとても多いです。
そのため、寒さが厳しい韓国では、日常的に身体を温める「温活文化」がたくさん生まれました。
代表的なものでは、
・キムチ(唐辛子やニンニク、ニラ)を使用した韓国料理
・韓国式のサウナ「汗蒸幕(ハンジュンマク)」
・「よもぎ蒸し」
などがあります。
汗をかいて、身体を芯から温めるサウナは、韓国旅行ではツアーを組まれるほど大人気です。
冷え症は血流の悪さから引き起ります。
血行不良は冷えだけでなく、
・肩こり
・むくみ
・自律神経の乱れ
など、さまざまな身体の不調の原因にもなります。
健康と病気の予防のためにも、食生活に取り入れやすい韓国グルメで、辛い冷え性を改善しましょう。
1:美容効果も高い「スンドゥブチゲ」
「スンドゥブ(純豆腐)」とは、豆腐チゲ鍋のことで、韓国では定番の家庭料理のひとつ。
唐辛子ベースの調味料で煮込んだピリッと辛いスープで、やわらかいおぼろ豆腐を使用します。唐辛子、コチュジャン、ニンニク、ごま油などで辛味の味付けをし、最後に生卵を落とすのが特徴です。
出汁はアサリやシジミなど貝類が一般的で、具材はエビや牡蠣を使った魚介系や野菜、牛肉、豚肉などさまざまな種類があります。
唐辛子に含まれるカプサイシンは、血流を改善し、新陳代謝を高める作用があり、体を芯から温めてくれます。
また、豆腐は大豆タンパクが豊富で、低カロリーな食材。女性ホルモンの働きを助ける「大豆イソフラボン」が多く含まれていて、アンチエイジングにも効果があります。
スンドゥブは、健康だけでなく美容効果も期待できるグルメです。
2:具だくさん栄養たっぷり「ユッケジャンスープ」
ユッケジャンスープとは、牛肉と豊富な野菜、ワラビやモヤシなどを煮込み、唐辛子で味付けをした辛味のあるスープです。最後に溶き卵を加えることで、味がマイルドになり、食べやすくなります。
唐辛子を豊富に使用しているので、血行を改善し、体を温めてくれる効果があります。
ユッケジャンはスープですが、野菜やお肉がたくさん入って具だくさんなので、満腹感もしっかり得られる韓国グルメです。
3:薬膳スープでポカポカ「参鶏湯(サムゲタン)」
「参鶏湯(サムゲタン)」は、鶏のお腹の中にもち米や栗を入れ、高麗人参やニンニク、ナツメなどと一緒に煮込んだ薬膳スープ料理です。
韓国では、身体を温める以外にも、夏バテ時の疲労回復としても食べられています。
高麗人参は滋養強壮に効能があるとされ、ナツメやニンニクなどは体を温める効果があります。
また、鶏を丸ごと1匹じっくり煮るので、コラーゲンもたっぷりで、美容食としても人気のグルメです。女性に嬉しい効果がたくさんあります!
4:自宅でも作れる「生姜茶」
韓国の伝統茶のひとつである「生姜茶」。生姜を加熱することで発生する「ショウガオール」という辛味成分が血行を促進し、体を温めてくれます。
さらに、抗菌作用があるため、韓国では昔から風邪予防にも良い飲み物とされています。
生姜茶は、蜂蜜が入っていると飲みやすくなります。
すり潰した生姜と蜂蜜を瓶に一緒に入れて、3日間ほど漬け置き。それをスプーン2杯程度を取り、お湯で割って飲むと、生姜のピリピリがまろやかになり飲みやすい口当たりになります。
日本でも、冬のおなじみとなった冬のドリンクで、家で簡単にできるので、すでに取り入れているという人も多いのではないでしょうか。
韓国の生姜茶は、ナツメや高麗人参など、他の薬膳と一緒に煮込んで作られることもあり、効果は倍増です。
血行促進や風邪予防、消化不良や解熱への作用もあり、オールマイティーなお茶です。
5:女性のお悩み解決の切り札「ナツメ茶」
韓国語で「テチュ」と呼ばれるナツメを長時間かけてじっくり煮出し、ナツメのエキスが凝縮された韓国の伝統茶です。味は姫リンゴのような、ほんのり甘い味がします。
古くから料理や漢方にも用いられ、体を温めるサポニンという成分の他、鉄分、ビタミンC、葉酸、カリウムなどが豊富に含まれているため、韓国では特に女性に好まれています。
日本では奈良時代に渡来したといわれ、当時は薬として用いられたという歴史もあるほど。
冷え性だけでなく、貧血やむくみの改善など、女性のお悩みを解決してくれるスーパーフードです。
先ほどご紹介した「サムゲタン」にもたっぷり使用されていて、韓国では身近な食材です。
唐辛子が与える効果とは?
寒さが厳しい韓国は、「スンドゥブ」のような唐辛子を使用したグルメの宝庫です。その唐辛子の効果について、簡単にご紹介します。
身体を温める「カプサイシン」
唐辛子に含まれる「カプサイシン」という成分は、脳神経に作用して体を温めるホルモンを分泌するという作用があります。
唐辛子を食べると、汗をかいたり、体の中からポカポカしますよね。
体が温まり、血管が広がると、手足の末端の血の巡りも良くなり、冷え性の改善につながります。
日本でも、カプサイシンの効果が注目され、唐辛子ダイエットが一時期ブームになったことがありました。
カバンに七味唐辛子を忍ばせて、いろんな料理にかけて発汗を促すものが流行りましたが、やり過ぎには注意が必要です。汗をかいて放置すると、また冷えの原因になってしまいます。
さらに、血行が促進されるメリットは、体のむくみ改善にも効果があります。むくみは血行不良による影響が多いため、血行促進によって改善が期待できます。
美肌効果とアンチエイジング効果も期待できる
唐辛子には、ビタミンA、E、Cなども豊富に含まれています。
これらの成分には、活性酸素の増加を抑える働きと抗酸化作用があります。
体内で活性酸素が増加すると、細胞が攻撃され「酸化」します。この現象が、老化をを引き起こす原因といわれています。
そのため、活性酸素の増加を抑え、酸化を防ぐことでアンチエイジングの効果が期待できるのです。
また、唐辛子のカプサイシンには、新陳代謝を高め、皮脂の分泌を調整し、肌をきれいにする効果もあります。
唐辛子を日常に取り入れよう!
いかがでしたか?韓国には、身体を温めて冷え性を改善したり、健康、美肌効果が期待できる食事がたくさんあります。
体を温める本格的な韓国グルメを5つ紹介しましたが、日常的に取り入れるのはちょっと難しいかもしれません。
お手軽に始めるには、スーパーでも買える「キムチ」がオススメですよ。
また、キムチが入って、豊富な野菜とお肉などバランス良く食べられる「ビビンパ」は、彩りもキレイで満腹感もしっかり得られる韓国グルメです。
「溶岩焼きビビンパ ファルファサン」では、絶品ビビンパを大阪・東京など全国のUbarEatsで出前・デリバリーを受付しています!ぜひ、試してみてくださいね。
▼お店の詳細はこちら▼